2日のブラジル集中治療協会(Amib)の発表によると、コロナに罹患して集中治療室(UTI=ICU)で人工呼吸器を使用した患者の66%は死亡している。
統一医療保健システム(SUS)の場合は71%、民間病院では63%だった。SUSでは重症化後に受診する例が多く、UTI入院者の63・8%が人工呼吸器を使用。人工呼吸器が必要だった患者の過半数は7日以上の入院を必要とした。
また、UTIで人工透析を必要とした患者は74%(SUSでは78・3%、民間病院は70・8%)が死亡している。感染症患者は血栓ができ易く、脳血管障害や心筋梗塞、腎臓、肝臓の機能障害も起こり得る。腎臓障害が起きると老廃物排泄が困難になり、炎症反応も起こり易くなるが、透析ができる医療機関がある市は9%と少ない。