バイア州で3日、コロナワクチン4箱を運搬していた小型飛行機が、滑走路にいたロバと接触する事故が発生した。ワクチンと操縦士に問題はなかったが、ワクチン輸送の遅れを招いた。3日付現地サイトが報じている。
事故が発生したのはバイア州西部イボチラマの空港で、3日午前、「コロナバック」を運搬していた小型飛行機が着陸しようとした際、滑走路に入り込んでいたロバにぶつかったという。
バイア州保健局によると、小型機は機体の一部を損傷したが、操縦士やワクチンに被害は及ばなかった。ロバは負傷したまま逃げたという。
この事故により、他の小型機が迂回して、ワクチン輸送を継続する必要が生じ、バレイラス、グアナンビ、サンタマリア・ダ・ヴィトリアといった、イボチラマ近郊の市へのワクチンの到着が若干遅れた。
同州では同日未明、州都サルバドールに第6回目の供給となるワクチン16万5千回分が到着し、各地方に分配しているところだった。