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《ブラジル》男女間の給与格差埋まらず=女性参加は増えるも

 国際女性デーの8日、地理統計院(IBGE)が男女間の平均給与をまとめた格差に関する報告書を発表したと同日付現地サイトが報じた。
 それによると、給与格差が最も大きいのはマット・グロッソ・ド・スル州で、男性の平均給与が2961レアルだったのに対し、女性の平均給与は65・4%の1936レアルだった。
 格差が最も小さかったのはアマパー州で、男性の平均給与が2171レアルだったのに対し、女性の平均は99・6%の2162レアルだった。
 平均給与額が最も高かったのは連邦直轄区で、男性が4481レアル、女性が4022レアル(男性の89・8%)だった。2位はサンパウロ州で、男性が3708レアル、女性が2934レアル(79・1%)。3位はリオ州で、男性が3528レアル、女性が2907レアル(82・4%)だった。

 平均給与額最少はマラニョン州で、男性1482レアル、女性1304レアル(88・0%)だった。2位は男性がピアウイ州の1554レアル、女性がアラゴアス州の1413レアル(同州男性の86・4%)、男性の3位はアラゴアス州の1635レアルで、女性はピアウイ州の1451レアル(同州男性の93・4%)だった。
 4日付現地サイトによると、19年の労働市場への参加率は、男性が73・7%、女性は54・5%で、女性の参加率は5年連続で拡大した。8年前と比べると、男性の参加率は1%ポイント低下したが、女性は2・9%ポイント上昇した。
 ただし、女性の給与は男性より平均で22%少なく、管理部門での差は38%に上るという。