7日、サッカーのブラジル杯の決勝戦第2試合が行われ、パルメイラスが第1戦に続いてグレミオに勝利し、優勝を飾った。8日付現地紙が報じている。コロナ禍で変則的に開催された2020年度だったが、パルメイラスはサンパウロ州選手権、ブラジル杯、リベルタドーレス杯の三冠にみごと輝いた。
パルメイラスは2月28日に行われた敵地ポルト・アレグレでの第1試合でグレミオに1―0で勝利しており、有利な状態で、サンパウロ市西部にある本拠地、アリアンツ・パルケでの第2戦に臨んだ。
両軍とも、前半から積極的にシュート攻勢をかけたが、堅いディフェンスに得点を阻まれ、前半は0―0で折り返した。
だが後半8分、ゲームメーカーのラファエル・ヴェイガからのスルーパスを、ウェズレイが受けてシュートを決め、パルメイラスが先制した。
あとのないグレミオはシュート攻勢をかけ続けるが、後半39分、逆にパルメイラスのカウンターを受け、ガブリエル・メニーノに2点目を決められ、万事休す。パルメイラスが5年ぶり4度目の優勝を決めた。
この決勝で優勝したチームには、リベルタドーレス杯でのグループ・リーグへの出場資格が与えられるはずだった。だが、パルメイラスはリベルタドーレス杯で優勝したため、その時点ですでにその資格が与えられている。そのため、出場資格は全国選手権5位のフルミネンセに与えられた。
同選手権で6位だったグレミオは、同7位のサントスとともに、グループ・リーグ入りを目指すべく、リ杯の予選ラウンドに参加しなければならなくなった。