「沖縄はとても豊かな文化を持つ。是非もっと多くの若者に参加してもらいたい」――21‐22年度の会長に就任した高良律正氏はニッパキ紙の取材に対しそうコメントを寄せ、若者や子供向けのイベントを強化したいと意気込みを見せた。2月21日午前14時半に、ブラジル沖縄県人会(AOKB)の第84回定期総会とブラジル沖縄文化センター(CCOB)の第49回定期総会がオンライン上で開催され、新執行役員発表のほか、昨年の事業報告と会計報告、今年の事業計画と予算計画が話し合われた。
昨年の報告では、ブラジル・ペルー・アルゼンチン・ボリビアの持ち回りで開催するニーセーターツアーが昨年の1月9日から19日にブラジルで開催された事を報告。米国・亜国・ペルー・ボリビアの若者が30人参加。スタッフを含む総勢100人の沖縄系子弟が一堂に会すイベントとなった。
パンデミック以降は多くのイベントが中止となったものの、3月8日の「第15回三線(さんしん)の日」、10月24日・25日の「ウチナーンチュの日」や11月14日には25周年「うりずん」がバーチャルイベントとして開催された。
今年はAOKBの設立95周年と、CCOBの設立50周年となり、10月28日から31日にかけて世界ウチナーンチュの日に記念行事の開催を予定している。
20年度の一般会計決算予算報告ではAOKBの収入は33万6748・65レアル、支出33万661・07レアル、前年度繰越金を加えた47万639・13レアルを繰越した。
CCOBは収入13万2748・68レ、支出に13万8813・42レで前年度繰越金を加えた1万9694・96を残高として計上した。
各支部長からの挨拶や21‐22年度の新執行役員が紹介された後、最後には参加者がグラスに飲み物を準備し、画面越しで乾杯が行われた。
会長以下の新執行役員は以下の通り。▼第1副会長=上原テリオ(ヴィラカロン支部)、▼第2副会長=照屋武義(てるや・たけよし、ヴィラカロン支部)▼第3副会長=知花ルイ(ちばな、ヴィラカロン支部)▼第4副会長=森田ノブオ(パトリアルカ支部)▼第5副会長=神谷タツオ(カンポリンポ支部)▼第6副会長=比嘉ジルマル(ジャバクアラ支部)▼会計=比嘉幸男(ひが・ゆきお、グワルーリョス支部)・松成ルイス(本部)▼ポ語書記=小波津セルジオ(こはつ、ヴィラカロン支部)▼日語書記=友利ロイ(ともり、本部)▼会計監査(conselho fiscal)=松本シンコ(サンカエターノ支部)、上原マサオ(パトリアルカ支部)、具志堅トミオ(サントアンドレ支部)