ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長は12日、サンパウロ市内の公立校の対面授業を17日から4月1日まで休止にすることを発表した。12日付現地サイトが報じている。
この対面授業の休止で対象とされるのは、同市内にある全ての学校が対象。私立校に関しては、17日からは対面授業を行わないことを条件に、他の対策を講じることを認めた。
17日から4月1日までの休みは、7月の休暇を前倒しする形で実行する。2日の金曜日は受難日で休日のため、実質的には4月4日まで休みとなる。
コーヴァス市長は会見で、対面授業の中止を「コロナウイルスの感染がかなり進んでいる。対面授業の中止により、外を出歩かないようにすることに貢献したい」と、その意向を語っている。
市立校に関しては、週明けの15、16日は学校での対応を継続し、家族との連絡や給食も続けるという。また、清掃その他の日常業務は、休みの間も輪番制で行う。
コーヴァス市長はまた、地裁の出した「オレンジ、赤レベルでの対面授業の禁止」の命令に対しては、控訴する構えであることも明らかにした。