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東西南北

 サンパウロ州でも医療崩壊が起きはじめ、赤レベルよりもっと厳しい外出自粛規制を行う必要が生じたことは、サンパウロ州民のみならず、全国的に知られている。その最中、大サンパウロ市圏サンカエターノ・ド・スルでは、州の判断を無視し、赤レベルでは営業できないはずの美容院や洋品店、レストランが引き続き、通常通りに営業している姿が報じられている。また病床占有率が比較的低い別の市なども、州に対して「規制レベルをオレンジ・レベルにあげてほしい」と願い出ているところもある。日本で言えば本州ぐらいあるサンパウロ州だけに、病床占有率も一律に高いわけではない。州政府はそんな訴えに全く応じる姿勢を見せていないが、確かに難しい問題かも。
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 15日からの外出規制強化を受け、サンパウロ州は夜間の取り締まりを強化する意向だ。州内では過去2週間で約280の違法なフェスタなどの取り締まりが行われ、罰金や営業停止処分を適用している。「20時からの外出規制」だと、仕事帰りの人や、なんとか時間をこしらえて買い物に行った帰りの人などもいるはず。だが、取り締まりの対象になるのは、いわゆる3密を作り出す行為や対面販売などだ。この時期に数10人、数百人の人の群れを作るのは言語道断。しっかり取り締まってほしいものだ。
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 外出規制の強化は15日からなので、13、14日のサンパウロ州選手権は開催される。今日はサンパウロとサントス、明日はパルメイラス、コリンチャンスがそれぞれ格下チームを相手に試合を行う。規制強化は30日までなので、当面は第5節から7節の3節分が延期されるが、チーム側は州外での試合実施も考えているとか。感染爆発が長引かないことを願いたい。