居酒屋松『めおと弁当』開始＝夫婦共作の愛情たっぷり和食

仲良く弁当をみせる夫婦（左からマルガリータさん、原口さん）

　サンパウロ市屈指の有名日本食レストランだった「サントリー」や「雅」、東洋街の「伴」や居酒屋「一茶」などで腕をふるってきた原口政信さんが、息子の大場ルシオさん（三世・５５歳）の居酒屋「松」で、１０日から「めおと弁当」の販売を始めた。料理人夫婦が力を合わせて作った愛情たっぷりの和食弁当だ。
　同店はサンパウロ市黄色線ファリア・リマ駅徒歩１０分（Avenida Pedroso de Morais, 403 – Pinheiros）に位置する。昨年、コロナ禍による聖州政府の外出自粛が始まった時点で、ルシオさんが機転を利かせデリバリー販売を強め、現在では宅配のみで毎日平均１００～２００食を販売するまでになった。

てりやき弁当

　１０日から原口さんが同店に加わり、新たに４種の「めおと弁当」を始めた。（１）串カツや焼き魚、卵焼きなどを入れた「幕の内めおと弁当」４５レアル、（２）野菜の天ぷらを盛り付けた「ベジタリアン幕の内めおと弁当」４２レアル、（３）鶏を甘いタレにつけて焼いた「鶏のてりやきめおと弁当」４２レアル、（４）淡白な白身魚をフライにした「魚の白身フライめおと弁当」４２レアル。

　各弁当にはメインのおかずの他にご飯、漬物、煮物、魚の南蛮漬けなど具だくさんだ。

幕の内弁当

　この弁当は１０日から販売を開始したが、原口さんの味を懐かしむ客の購入が相次ぎ、早くも毎日１００食近く売れている人気ぶりだ。
　原口さんは「妻や息子、家族で考えた美味しい弁当を用意しています。ぜひご注文ください」と呼びかけている。
　めおと弁当はデリバリー注文アプリ「Rappi」や「Uber eats」「iFood」から注文できるが、以下サイトからも購入が可能。（居酒屋松サイト＝https://deliverydireto.com.br/izakayamatsu/izakayamatsu）。

　「めおと弁当」の他にも、カツサンド、カツカレーなど１８種程販売しているので確認を。ただし現在は政府の自粛措置「紫レベル」のため、店頭での持ち帰りには対応していない。