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《ブラジル》消費者の購買意欲が向上=それでも3月としては最悪

心置きなく買い物などを楽しめるのはいつ?(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 全国材・サービス・観光商業連合(CNC)は18日、3月の消費者の購買意欲を示す指数は2月を0・6%上回る73・8ポイントだったと発表した。
 この指数は0から200で示され、100を超えると肯定的な評価をしているとみなされる。
 そういう意味では、73・8ポイントという指数は消費者の満足度が低い事を示すが、購買意欲を示す指数は2015年の5月以来、ずっと、100を下回っている。
 3月の指数は2月よりも改善したが、それでも、3月としては2010年の統計開始以来最悪の結果で、昨年同月との比較では26・1%も低くなっている。また、最新指数が前年同月を下回る状態は12カ月連続で起きており、緊急支援金の支給期間も含め、コロナ禍の影響が続いている事を示している。

 2月との比較では、7項目中5項目が前月を上回った。上げ幅が最も高かったのは耐久消費財購入希望の1・8%だ。指数が下がったのは、クレジットへのアクセスのマイナス0・5%と、現在の消費のマイナス0・6%だ。
 昨年3月との比較では7項目全てが低下しているが、耐久消費財のマイナス40・2%と、今後の消費への見通しのマイナス32・1%は低下が特に際立った。(18日付アジェンシア・ブラジルより)