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《リオ州議会》コロナ対策で10連休を承認=観光名所も閉鎖に

コルコバードとチジュッカ国立公園(Marcello Casal Jr./Agencia Brasil)

 リオ州議会が23日、新型コロナの感染拡大抑制のため、休日の前倒しと州の休日宣言により、26日から4月4日までを10連休とする事を承認した。
 同州では、26日と31日、4月1日を州の休日とした上、4月21日と23日の休日を29、30日に振り替えるという形で、10連休を作り出した。
 同州では既に、リオ市がこの期間を連休とする事を決めている。承認された条例案は既に知事代行中のクラウジオ・カストロ副知事のもとに送付されており、裁可後に実行に移される。
 今回の措置は感染拡大抑制策であるため、医療施設や社会福祉機関、治安関係の諸機関、葬儀関連のサービス、教会や寺院、その他の生活必需の活動やテレワークは継続する事ができる。

 州の場合もリオ市の場合も、10連休は観光や旅行のためのものではない事を明確にしており、コルコバードやチジュッカ国立公園などの観光名所も閉鎖される。
 このため、コルコバードのキリスト像に上るための交通機関は同期間中のサービスを停止する。
 チジュッカ国立公園では、ラジェ公園への訪問と、同公園からコルコバードまでのトレイルへのアクセスが禁止される他、また、同国立公園内にある展望台や滝などの利用も禁止される。
 ただし、禁じられているのはグループでの活動で、国立公園内の一般道路とトレイルの一部は、個人が運動目的で散策する事は認められている。
 また、指導者がついて行うダブル・フリーフライトは禁止されるが、スポーツ愛好者が行う個人飛行は認められる。(23、24日付アジェンシア・ブラジル、23日付G1サイトより)