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東西南北

 24日で、サンパウロ州が対コロナウイルスの外出自粛規制をはじめてから1年が経過した現在、サンパウロ州はもっとも厳しい規制を行っている真っ只中だ。その間に、州内では233万人余りの感染者と6万9千人弱の死者を記録している。これに関して、「もっと厳しい規制を行わないから封じ込められないのだ」と指摘する専門家がいる。もっともかもしれない。だが、見本を示すべき大統領が率先して規制を破り、規制強化に反対する中、規制を厳格化させる度に強い反発を招いてきたのもまた事実。加えて人々の経済状況もある。とにかく今は、長期休暇やロックダウンなどの対策で、ウイルスの猛威をどれだけ抑えるかに集中するべきだろう。州政府は同日、69~71歳の予防接種を26日からに前倒しした。
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 ブラジルでのコロナの惨状を受け、アルゼンチン政府は23日、ブラジルからの飛行機による渡航条件を厳格化すると発表した。それによると、すべての乗客にPCRテストの結果を提示することを義務付け、便数も大幅に減らすという。アルゼンチンでのコロナ禍は、世界的な上昇が起きた1月に感染者数が増えたが、現在はやや鎮静化。1日の死者は昨年の12月頃から一貫して100〜200人を保っているし、予防接種率はブラジルを上回った。この状態を崩したくないのが本音だろう。
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 23日からサントス海岸部ではロックダウンがスタート。閉鎖され、警備隊が厳重なパトロールを行う海岸には人影はなく、普段はにぎわう海岸沿いの店も閉店と、早速効果が出ているようだ。アララクアラなどでは既に、病床占有率低下など、ロックダウンの効果を示す報告がなされている。海岸部のロックダウンは4月4日のパスコア(復活祭)まで続くが、規制明け後の4月には朗報を耳にしたいところだ。