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《サンパウロ州》LGが携帯電話市場から撤退=タウバテ工場の従業員に影響

LGが携帯電話市場から撤退と報じる5日付G1サイトの記事の一部

 韓国に本社を置く電子機器メーカーLGが5日、ブラジルの携帯電話市場からの撤退、サンパウロ州タウバテ市の工場での生産停止を発表したと同日付伯字サイトが報じた。
 タウバテ工場は携帯電話とモニターを製造しており、約1千人の従業員を抱えているが、約400人が影響を受ける。
 LGはアマゾナス州マナウスにも工場を持っており、空調機の他、冷蔵庫などの白物と呼ばれる製品を製造している。今回の措置は携帯電話に限定されているため、マナウス工場も生産停止の影響は受けない。
 世界規模の携帯電話メーカーの撤退発表はLGが初めてだ。同社によると、携帯電話市場での商談は2015年半ば以降、23四半期連続で赤字続きで、2020年末までの損失額は41億ドルに上るという。

 同社は3月26日に携帯電話部門の従業員達との話し合いを行い、生産停止に関する合意を得ているが、400人の今後への言及はなかった。
 タウバテ市では1月にも、米国の自動車メーカー、フォードが撤退を表明している。フォードの場合はブラジルからの撤退で、タウバテ工場とバイア州カマサリ工場、セアラー州ホリゾンテ工場で働く従業員5千人と、周辺機器などの製造業者などに影響が生じている。
 労組間社会経済調査・統計所(Dieese)によると、フォード撤退による直接、間接の影響は11万9千人に及ぶとされている。
 LGの場合は部分的な撤退で、直接的な影響は400人に止まる見込みだが、大手メーカーの世界戦略変更がタウバテ市に与える影響は決して小さくはない。

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