新型コロナの感染再燃で失業率の上昇や所得の減少といった影響が広がる中、サンパウロ州政府が、「ヴァシーナ・コントラ・フォーメ(飢餓対策ワクチン)」というキャンペーンを始めた。
5日に始まったキャンペーンは、新型コロナのワクチン接種会場で、貧困家庭への食料品を集めるというもので、4日現在で、全州645市の内、少なくとも389市が参加する意向を表明している。
食料品の寄付は義務ではなく、参加者はあくまでもボランティアだ。趣旨に賛同する人達には、米やフェイジョン、マカロニやスパゲティ、粉ミルクといった保存食1キロ分を持参するよう、呼びかけられている。
キャンペーンに参加している自治体のリストは、州政府の公式サイトhttps://agenciabrasil.ebc.com.br/saude/noticia/2021-04/pontos-de-vacinacao-arrecadam-alimentos-em-sao-pauloで確認できる。(4日付アジェンシア・ブラジルより)