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《ブラジル》意図的にエイズ拡散する犯罪組織摘発=感染隠して性交、避妊具に穴

意図的にエイズウイルスを拡散していたグループ摘発と報じる7日付G1サイトの記事の一部

 サンパウロ州検察局が7日、サンパウロ市や周辺都市、リオ州内陸部の計12カ所で家宅捜索を行い、意図的にエイズウイルスを拡散していた犯罪組織を摘発した。
 摘発されたのは、126人が参加する「クルーベ・ド・カリンボ」(捺印クラブ)と呼ばれるワッツアップのグループだ。捜査のきっかけとなったのは、被害者とみられる人物からの告発で、数カ月間にわたる捜査の結果、グループの存在が明らかになった。
 同州検察局によると、このグループのメンバーは、エイズに感染している事を隠したまま、避妊具にわざと穴を開けて性行為を行い、意図的にエイズウイルスを拡散していた。

 同州検察局はワッツアップの通信記録に関する情報開示許可を要請し、犯罪行為に加担していた人物を特定。犯罪グループにはミナス・ジェライス州やペルナンブコ州に住んでいる人物も関与している事がわかっているが、現在はまだ特定作業中のため、7日はとりあえず、サンパウロ州とリオ州在住者に関する捜査令状を取り寄せ、一斉摘発に踏み切った。
 家宅捜査で押収された携帯電話は、今後の捜査や関係者を起訴するための証拠固めのため、鑑識に回された。(7日付G1サイトより)

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