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《ブラジル》企業家の信頼感指数が低下=4カ月連続だがまだ肯定的

工業界の企業家信頼感指数低下を報じる13日付アジェンシア・ブラジルの記事の一部

 4月の工業界の企業家信頼感指数(ICEI)は4カ月連続で低下を記録したが、それでも53・7ポイントで、肯定的と言える状態を保っている。
 変異株出現などによる新型コロナの感染再燃で1月以降の感染者や死者は増加傾向が続いている。だが、4月のICEIは前月比0・7ポイントの低下に止まり、0~100の表示で50ポイント以上を保っている。
 新型コロナのパンデミックで外出自粛などが始まった昨年4月のICEIは、34・5ポイントまで低下していた。
 だが、1~4月での累積でのICEIは9・4ポイント低下しており、状況は決して楽観視できない状況だ。
 企業家達の評価を現状に対するものと将来の見通しに対するものに分けると、将来への期待がICEIの大幅な低下を回避させた事がわかる。
 現状に対する評価は、3月の48・9%より4ポイント低下し、44・9ポイントとなった。この数値は50ポイントを割っており、現在のブラジルの経済状況や工業生産などを悲観的に見ている事が明らかだ。

 3月から4月にかけては、自動車産業などが新型コロナの感染拡大抑制への協力の意味も込め、一時的な生産停止などを行った。LGが携帯電話の国内製造を停止するなど、工業界を取り巻く状況は厳しいものがある。
 他方、今後6カ月についての見通しは、3月の57・2ポイントを0・9ポイント上回る58・1ポイントとなった。
 3月の調査では、5・4ポイントも落ち込んだ将来への見通しが改善した事は、関係者を喜ばせた。それでもまだ、昨年8月や今年2月に記録した60ポイント以上という数字には程遠い。
 今後のICEIは、予防接種がどの位普及するかや感染再燃がどの位抑制されるか、緊急支援金の支給再開がどの程度の経済効果をもたらすかなどによっても左右されそうだ。(13日付アジェンシア・ブラジルより)

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