大統領選の世論調査で、ボルソナロ大統領よりもルーラ元大統領を選ぶ人がさらに多くなってきていると、15日付現地紙が報じている。
大統領選の世論調査でルーラ氏がボルソナロ氏を凌駕し始めていることは、3月31日に発表されたXPインヴェスチメントスの調査でも報じられていた。だがポデール・ダッタが12~14日に全国3500人を対象に行った調査では、その差がさらに広がっている。
それによると、一次投票のシミュレーションではルーラ氏が34%で、ボルソナロ氏の31%をかわして1位。シロ・ゴメス氏とテレビ司会者のルシアノ・フッキ氏が6%で同率3位。ジョアン・アモエド氏が5%で5位。ジョアン・ドリア聖州知事が4%で6位、セルジオ・モロ氏は3%で7位となっている。
決選投票のシミュレーションでは、ルーラ氏がボルソナロ氏に52%対34%の大差で圧勝する結果が出た。ボルソナロ氏はフッキ氏にも35%対48%で敗れる見込みで、シロ氏には38%対38%で引き分けた。ボルソナロ氏はドリア氏、モロ氏には共に38%対37%で辛勝となっているが、その差は統計上の誤差の範囲内で、事実上引き分けだ。
ルーラ氏の大統領選出馬は、ラヴァ・ジャット作戦でのルーラ氏の裁判を無効としたファキン判事の仮判断に関する15日の最高裁審理で、ファキン判事の判断が維持されるか否かにかかっている。