在マナウス日本国総領事館(関口ひとみ総領事)は3月23日に、草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「福者ジョアン・バチスタ・スカラブリニ移民の家改修・拡張計画」へ供与式をマナウス大司教区カリタス(レオナルド・スタイナ会長)との間で執り行った。
この計画実施により、ベネズエラ避難民ひいては各国困窮者の人命の保護及び生活の質の向上に寄与することを目的として、日本政府が行う政府開発援助(ODA)の一部として12万1734米ドルが供与される。同案件は、同州同市内にある同移民の家の改修・拡張や家具・調理機材。太陽光システム等の機材整備が行われる。
供与式には、中村玲子総領事代理、レオナルド・スタイナ/マナウス大司教区カリタス会長、カタリーナ・サンパイオUNHCRマナウス事務所長代理、マルコ・リベイロ福者ジョアン・バチスタ・スカラブリニ移民の家コーディネーター他、関係者らが出席した。
スタイナ会長は挨拶で「当地に到着する避難民や移民が最初に滞在する本施設がこの度改修され、より快適な環境で新生活を開始できるよう整備されたことを嬉しく思います」歓びを表した。
中村領事代理は「今回改修・増築された移民の家が、今後も長期に亘り保護を必要としている多くの人を受け入れ、尊厳のある安定した生活を送れるよう願っています」と挨拶した。