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《ブラジル北東部》海岸に1・5トンものごみ=血液検査のサンプルなども漂着

海岸に漂着した大量のごみ(Divulgacao)

 ブラジル北東部のリオ・グランデ・ド・ノルチ州海岸に21~23日、血液検査のサンプルが入った管などを含む大量のごみが漂着したと23日付伯字サイトが報じた。
 ごみ漂着が報告されたのは、バイーア・フォルモーザやカンガレタマ、ニジア・フロレスタ、チバウ・ド・スルといった市の海岸で、通常のプラスチックごみの他、血液検査用の管などの病院ごみや書類、衣類、靴などが混じっているという。
 同州環境局のマリア・ベルナデッテ・ソウザ氏によると、22~23日に回収されたごみは1トンに上った。同州では21日も、チバウ・ド・スル市のピッパ海岸で0・5トン回収されている。
 バイーア・フォルモーザの住民達は手袋や安全具も着けずにごみの回収を行っているが、住民の一人は、「病院ごみが大量に漂着しており、血液が入った管まで混じっている」とした上で、「住民によるごみ収集は3日目で、まだ漂着し続けている」という。

血液が残る病院ごみ(Divulgacao)

 ごみの中には、ペルナンブコ州レシフェ市の学校のマークの入った鞄や同市に住む人の選挙人登録証、同市のレストランのカードなども混じっており、ペルナンブコ州で投棄されたごみが漂着した可能性があるという。
 ニジア・フロレスタ市環境局のビスマルク・サチロ氏によると、最終的なごみの量がどれほどになるかはまだ分からないという。同市では、タバチンカ、ブジオスといった海岸にトラクターと人員を派遣し、ごみを回収している。病院ごみが混じっているため、同市職員達は安全具を付けて、作業を行っている。
 隣のパライバ州では20日からごみの漂着が始まっており、12トンのゴミを回収したという。