サンパウロ市のメトロ・パライゾ駅徒歩5分の好立地に建つ五つ星「松原ホテル」(Rua Coronel Oscar Porto, 836, Paraiso)が、3月31日(木)をもって閉館した事を、ブラジル国内のホテル業界情報を扱うホテリエル・ニュースが5日に報じた。
同サイトによると、コロナ禍の影響で財政危機に陥り、投資家が閉鎖の決定を下した。同グループが持つアラゴアス州マセイオの1軒、サンパウロ州カンポス・ド・ジョルダン内の2軒については継続して営業していく。
閉鎖したサンパウロの物件について、今後売却するか住宅へ転換するかなどを決定するために、すでにコンサルティング会社にも依頼しているという。
2004年にオープンしたサンパウロ市の松原ホテルは154部屋の客室を備え、日本語にも対応するスタッフの配置や、ホテル内レストラン2つのうち一つに寿司バーが設けられていた。
ジムやサウナ、プールなどのレジャー設備のほか、イベントホールが5つあり、300人収容できる講堂では講演会等も度々開催され、様々な団体が利用してきた。