米国は26日、渡航に関する規制緩和を行い、ブラジルを含む33カ国に対してジャーナリストや学生の渡航を認めることになった。27日付現地紙が報じている。
26日に米国政府が発表したところによると、ブラジルをはじめ、中国、イラン、南アフリカ、英国、アイルランド、欧州の「シェンゲン圏」に指定される26カ国の計32カ国からのジャーナリスト、学生、学者を、国益による入国禁止措置例外(NIE)のリストに加え、この渡航を認めるという。
ただし、学生や学者の場合は、8月1日以降に有効となる交換プログラムがあることが条件とされる。
非米国民の米国への渡航に関する規定は、退任直前のトランプ前大統領が拡大、解除したが、1月25日にバイデン大統領が、再度規制する対策を採っていた。
それ以降、非米国民の入国は、外交官、米国籍を持つ人物の配偶者や子供、永住権(グリーンカード)を持つ人、人道的な分野や保健、治安部門で働く人などに限られていた。