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東西南北

 癌の治療でサンパウロ市のシリオ・リバネス病院に入院中のブルーノ・コーヴァス同市市長が、27日にいったん退院した。肺にたまっていた水の除去が成功したためだ。今回の入院は、肝臓や骨への癌の転移だけでなく、肺や腹部で水が見つかるなど、市長にとってはつらいものとなったが、明るくふるまう様子は相変わらず。26日にはツイッターで、献身的な看病を行う長男トマス君(15)への感謝を捧げ、話題を呼んだ。退院後は、2週間後に化学療法と免疫療法がはじまる。
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 3月13日からコロナ感染症でリオ市の病院に入院し、同月21日からは集中治療室で治療を受けている国民的コメディアン、パウロ・グスターヴォ(42)について、病院側が26日、「この1週間はかなり安定している。25日にバクテリア性の肺炎が確認されたが、必要な措置を採った」と発表した。油断できない状況は続いているが、朗報を期待したい。