世界中の岐阜県人会をつなぐ「岐阜県人会インターナショナル/GKI」が発足し、3月20日に各国から14の岐阜県人会代表40人が参加して、初めての「世界岐阜県人会オンライン会議」が行われた。同イベントは、「国を超えて岐阜愛を合言葉にひとつになろう!」というスローガンのもとに開催され、各国代表者による歴史や活動状況を紹介、今後の目標などの意見交換がされた。
当日は県庁や岐阜新聞の関係者はもとより、米国の南カリフォルニア、タイのバンコク、ベトナムのホーチミン、インドネシア、中国の大連や上海など、世界中から岐阜県人やその子孫らがオンラインで集まり、約2時間に渡ってお互いの事情を説明しあった。
発案者のブラジル岐阜県人会の長屋充良会長は、「以前から、県庁と県人会の『縦の関係』だけでなく、世界中の岐阜県人会同士の『横の関係』も強化できればと考え発案しました。距離や時間的問題があったため時間がかかりましたが、不幸中の幸いかコロナ禍のオンライン促進により実現しました」と発足の経緯を語る。
さらに長屋会長は、「長年望んでいた事が実現して本当に嬉しい。今後も強固な関係が作れるように世界の岐阜県人とそのルーツを持つ方々と活動していきたい」と笑顔で語った。
同会は、今後も関係強化のため、定期的に会議を行い、5月には「GKI創立総会」を行う予定だ。