在サンパウロ日本国総領事館(桑名良輔総領事)は、ピラール・ド・スール文化体育協会(森岡正会長)が要請する「ピラール・ド・スール日本語学校教室増築計画」に対し、草の根文化無償資金協力による贈与契約の署名を交わした。
同協会は日本文化継承のために積極的な活動を行っている。同協会が運営・管理する日本語学校も活発に活動しており、同校学習者の日本語能力の高さはJICA(国際協力機構)も評価するところだが、教室が不足していた。
同プロジェクトは現状改善のため、供与伝限度額6万3493米ドルを上限に、職員室1室、教室1室、会議室1室トイレ2ブース、流し台1カ所を新校舎(床面積199平方メートル)として増築する。
同市では非日系人子弟の日本語学校児童や生徒が増加傾向にあり、同プロジェクトにより、日系・非日系に問わず多くの若手の人材が育成されることが期待される。