兵庫県ブラジル事務所(永田展之所長)とパラナ州都クリチバ市にある日本酒専門店「Adega de Sake Curitiba」が共催し、4月19日にオンラインイベント「Hyogo Sake Experience」(兵庫地酒週間)が催された。医師で料理インスタグラマーのカロリーネ・グリム氏や料理長で同市のレストラン「K.sa」オーナーのクラウジア・クラウスペニャー氏ら計5人のインフルエンサー(SNSなどを通して世間に与える影響力が大きい人物)らも参加した。
永田所長は参加者に感謝の意を述べ、「兵庫県は日本酒の故郷。県内に72の蔵元があり、日本一の清酒生産量を誇っています」と説明した。
同日本酒専門店のホンダ・ダニエル店主は、兵庫県産の清酒が品質が良い理由は、「山田錦米」、「宮水」「洗練された同県の酒造技術」の3つの要素によるものであると紹介。兵庫県の水(宮水)は、世界の他の水と比較して鉄分とマグネシウムが少ないのが特徴であり、それが清酒の発酵を促すと指摘した。
その後、参加者による試飲が実施された。参加したゲストインフルエンサーには事前に、「上撰白鹿」、「上撰黒松白鹿純米吟醸」、「上撰 白鶴 純米にごり酒 さゆり」、「大関花泡香(ハナアワカ)」を含む4本の銘柄のテイスティングキットが贈られた。
ホンダ氏はそれぞれの特徴を説明し、銘柄に適した温度帯、料理との合わせ方などを説いた。
イベントは参加者一同で「乾杯!」と元気な音頭で幕を閉じた。
同イベントはクリチバ市内の同日本酒店で、30日まで開催(在庫がなくなり次第終了)。兵庫県の日本酒のさまざまな飲み方を発見し、自宅で楽しんでもらうことを目的に、兵庫地酒が特別割引で販売されている。
詳細は以下まで連絡を。(Adega de Sake Curitiba電話番号=41・3527・3582、ワッツアップ=41・99757・5995、イベント詳細=https://www.facebook.com/watch/?v=911820809387786)