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《サンパウロ市》コーヴァス市長が休職入院して癌治療に専念=3日に出血でICUへ

コーヴァス市長(Governo do Estado de Sao Paulo)

 サンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長が2日、癌治療に専念するため、30日間休職すると発表して入院したが、3日に出血が起き、集中治療室(UTI、ICU)に移ったと2、3日付現地サイトが報じた。
 市長は2日、「ここ数カ月間、かつてない山場に直面しており、信仰をもって敢然と立ち向かってきたが、市長職を一時的に退き、自分の健康を顧みる必要に駆られている。治療に専念するために、30日間の休職を願い出る」と語った。
 休職願いは3日に市議会に提出され、承認され次第、リカルド・ヌネス副市長が市長職を代行し始める。コーヴァス氏は入院先でも執務を行ってきたが、今回は休職するため、ソーシャルネットワーキングで、「副市長と局長らが市の目標や計画に従い、正しい方向に市政を導いてくれると信じている」というメッセージを流した。

 シリオ・リバネス病院のダヴィ・ウィピ医師によると、コーヴァス氏は2日に化学療法と免疫療法を続けるために入院したが、3日の胃カメラで出血が確認されたため、止血措置の後、UTIに移ったという。出血のため、化学療法と免疫療法は中止。要観察状態だ。
 コーヴァス氏は2019年10月に食道から胃にかけた部分に癌が発見されて以来、化学療法や放射線療法、免疫療法を受けてきた。病巣は縮小と転移を繰り返し、4月15日に入院して受けた検査では、骨と肝臓に新たな転移が見つかった。
 転移確認と治療法変更は翌日に発表されたが、1回目の化学療法と免疫療法終了後、肺と腹部に水が溜まっている事が判明。水を抜き、4月27日に退院後、2日に再入院していた。化学療法と免疫療法は15日毎に行われる予定だった。

★2021年4月23日《ブラジル》東西南北
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