現地時間の3日夜、メキシコシティで地下鉄の高架橋が崩壊して、その上を走っていた列車が落下。20人以上の死者を出したニュースは世界的に報道された。写真で見たところ、そんなに古い高架橋でもなさそうだが、こうした惨事が起こってしまった。高架橋といえば、サンパウロ市でも2018年11月に西部マルジナル・ピニェイロスでヴィラ・ロボス公園近くの高速道高架橋が滑落して話題になったことがあった。あのときは未明の出来事だったため、幸いにして大きな事故は起きなかったが、サンパウロ市内は古い高架橋が非常に多く、「メンテナンスは本当に大丈夫なのだろうか」と思わされることも少なくない。パンデミックの間でも点検はお願いしたいものだ。
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がん闘病のため、休職、入院したブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長は、3日の胃カメラで出血が確認されたため、止血措置後に集中治療室に入った。だが、夕方には胃の出血が止まり、人工呼吸器を外すことに成功。4日午後にはより重篤度が低い高度治療室に移った。今後は出血した患部の様子などを観察しながら、3日からの予定だったが中止された化学治療と免疫治療の再開を待つ。休職期間は1カ月の予定だが、体に負担をかけず、じっくりと治療を行ってほしいところだ。
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