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《サンパウロ州》新たな予防接種日程を発表=新型コロナとインフルエンザ

7日の定例会見(GovSP)

 サンパウロ州政府が7日、新型コロナの予防接種の優先グループに50~54歳で恒常的な障害や慢性疾患を持つ人86万5千人を加えると発表した。
 州政府は毎日のように新しいグループを優先接種対象に加えている。10日はダウン症の人、人工透析者、臓器移植後で免疫抑制剤の使用者への接種を開始。11日は18歳以上で持病のある妊婦と産後45日以内の女性、55~59歳で恒常的な障害を持つ人、12日は同年齢層の慢性疾患患者への接種が始まる。50~54歳で恒常的な障害や慢性疾患を持つ人への接種は14日からだ。
 ダウン症や慢性疾患患者、人工透析や免疫抑制剤が必要な人、妊婦などは、診断書や検査結果、処方箋など、優先接種を受ける理由がある事を証明する書類の提示が必要だ。恒常的な障害がある人は、社会福祉上の継続的な恩恵(BPC)を受けている事の証明書を持参する必要がある。

 優先接種の対象となる慢性疾患は、心臓疾患や心不全、冠状動脈や大動脈などの血管の病気、心筋症や心膜症、不整脈、人工弁やペースメーカー使用者、糖尿病、高血圧症、重度の慢性肺疾患、脳血管障害、病的肥満、肝硬変、慢性腎臓病、鎌状赤血球貧血や重度のヘモグロビン症などだ。
 また、11日からは60歳以上の人と教師へのインフルエンザの予防接種も始まる。こちらは保健省の管轄で、新型コロナの接種との間は2週間開ける必要がある。サンパウロ市ではインフルエンザの接種は保健所に近い公立校で行うから、事前に会場を確認しておくとよい。
 新型コロナの初回接種を受けたが、2回目の指定日に接種を受けていない人は6日現在で約40万人おり、再接種の必要も呼びかけられた。

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 6日にはじまった60〜62歳対象のコロナワクチンの接種は、ファイザー社のワクチンを探す人が保健所に回ったことや、対象となる人数が多いせいもあり、サンパウロ市では各地で長蛇の列ができた。5月は全国で慢性の持病のある人への接種がはじまり、サンパウロ州も10日からこのグループ200万人への接種を行う。また、11日からは47歳以上の地下鉄、CPTMの職員約1万人、18日からはバスの運転手や車掌(コブラドール)への接種もはじまる。新しく追加される人たちは健康面に問題を抱えている人が多いため、行列待ちは少なめになることを願いたいところ。この次は、一般の59歳以下や46歳以下の教員の番か。

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