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東西南北

 11日に保健相が、出場選手をはじめとした東京五輪関係者へのコロナワクチンの接種計画を発表した。リオ五輪の際のブラジル国内でもそういう傾向が見られたが、南米圏そのものの五輪熱がもともと高くない。そのため、今回の五輪もブラジル国内の報道は多くなく、「実感がわかない」というのが実情だ。そんな中、12日付フォーリャ紙では、「コロナワクチンの接種によりドーピング検査が甘くなる危険性がある」との報道が行われている。たしかに、今回はコロナばかりに頭がいきがちで、それどころではないのが実情かも。五輪開催国であるにもかかわらず、日本のワクチン接種率は3%にも達していないのも心配の種。前途は多難そうだ。
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 12日に起こることが懸念されたサンパウロ市地下鉄1、2、3号線、モノレール15号線のストは、幸いにも中止となった。第2地域裁の命令を受け、11日の総会で中止されたが、組合側はストを19日に設定しなおし、17日に地下鉄側と次の交渉を行う予定。組合側が10%の給与調整を要求しているのに対し、地下鉄側は2・2%増の提示で答えているという。現状の差から考えると、17日の交渉だけで差が埋まるかが気になるが、果たして。
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 11日のサッカーのリベルタドーレス杯。パルメイラスはインデペンディエンテ・デ・ヴァジェ(エクアドル)に1―0で勝ち、グループリーグ4連勝。早くも決勝トーナメントへの進出を決めた。サントスもアルゼンチンの強豪ボカ・ジュニオルズに1―0で勝利。2連敗のあと2連勝で、グループリーグCの2位に浮上した。