「期限が切れた切符」を使うとどうなるのか?―コラム子はそれが気になり、2パターンを試してみた。
サンパウロ州のメトロとCPTMは4月26日に、磁気切符からQRコード式の切符切り替えた。その際、QR式切符には「購入から72時間以内に使用することを推奨(Utilize preferencialmente em 72horas.)」と書かれている。本当に使えないのかを確かめたのだ。
1回目は期限を4日過ぎた切符。改札にQRコードをかざすも機械はまったく反応しなかった。だが、その場で駅員に反応しない旨を伝えると新しい切符と交換してくれた。
後日、今度は2日過ぎた切符で試したところ、普通に改札を通れた。1日、2日は期限が切れても使えるようだ。
ただし、1回目は切符交換のために10分程待つことになった。急ぎの用事がある場合はおすすめしない。
QR式切符はいわゆるスーパーのレジと同じような感熱紙だ。この紙には、表面に特殊な薬品が塗ってあり、熱を加えた部分が発色して文字として定着する。インクを使わなくても印刷ができる利点があるが、時間とともに薬品が薄くなって文字が消えてしまう。
スーパーのレシートは数カ月持つが、メトロは3日しかもたない。よほど質が悪い安物を使っているのか。とにかく、推奨時間内に使用するのがよさそうだ。(淀)
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