国際赤十字サンパウロ州支部が冬恒例の防寒着キャンペーン(Campanha do Agasalho)を行っている。今年はコロナ禍という事もあり、衛生用品も集めていると5月31日付G1サイト、6日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
国際赤十字による防寒着キャンペーンは2009年から続いており、事務所に届けられたり、ショッピングセンターなどに設置した専用の箱に寄贈された衣類、毛布などの防寒用品を、必要な人々に配っている。
国際赤十字では、118の非政府団体(NGO、ポルトガル語ではONG)を通して、必要とする人々の服のサイズや性別、宗教その他の情報を登録。集まった物も、これらのNGO通して配布する。
第12回目だった昨年は、コロナ禍の中という条件下にも関わらず、31トンの衣類が集まり、路上生活者やスラム街の住民など、社会的に不安定な状態に置かれている3万人以上に届けられた。
今年の目標は35トンで、やはり3万人以上の必要に応えたいと願っている。今年はコロナ禍の中という事もあり、衣類や毛布、靴といった恒例の品だけでなく、石鹸、アルコールなどの衛生用品の寄付も募っている。
寄付の品を受け取ってくれる場所なども含む情報は、公式サイト(https://cruzvermelhasaopaulo.abraceumacausa.com.br/)まで。