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在サンパウロ総領事館=森田領事部長がベレンに異動=「サンパウロでお世話になった」

森田領事

森田領事

 在サンパウロ総領事館の森田聡領事部長(59、神奈川県)が22日付で離任するに先立ち、8日に来社した。
 森田領事は、ブラジル在住歴は通算14年程。2005年に初めて在聖総領事館に着任して移民百周年。その後、約5年ごとに中米グアテマラ国やパラナ州の在クリチバ日本国総領事館などへの異動を経て、今回16年から現職に着任して110周年を迎えた。
 森田氏は、「サンパウロでは日系社会に本当にお世話になりました。とくに移民百周年と110周年では日本からの来賓の受け入れ準備など、やりがいのある仕事ができた。これも日系社会の盛り上がりと支えがなければ成功しなかった」と感謝した。
 さらに「地方に出張した際もお酒を振る舞ってもらったことや、祭りに招待してもらったことなど、昔の日本人のおもてなし精神を何度も経験させてもらった」と懐かしそうに振り返った。
 個人的には、ギターが趣味の森田氏は、聖市にできたジャズライブハウス「ブルーノート」によく足を運び、ブラジル音楽をライブで存分に堪能したという。
 森田領事は離任後、在ベレン領事事務所の所長として着任予定。「サンパウロとクリチバで培った日系社会の知識と経験を生かしつつ皆さんと仲良くしたい。そしてぜひとも日系社会の向上に貢献したい」と意気込みを語った。