ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 ボルソナロ大統領が12日にサンパウロ市で行って物議を醸した、マスクなしでのバイクでの集団デモ行進「モトシアッタ」について、サンパウロ州公共運輸サービス規制機関(Artesp)が、料金所などの記録によると、この日に使われたバイクの数は6661台だったと発表した。デモの直後は「1万2千人参加」とされていたが、実際にはその半分程度だったことになる。さらにいえば、大統領支持者たちはこのモトシアッタに「130万人が参加した」と吹聴し、ギネスブックに申請しようとさえしたが、その数の約20分の1だったことにもなる。大統領は、25日にサンタカタリーナ州シェペコーで次のモトシアッタを行うと宣言している。
     ◎
 先月5月24日にサンパウロ市東部グァイアナゼスで起きた、人違いによる幼稚園の女性教員2人の射殺事件の容疑者が2人、15日に逮捕された。1人はサンパウロ市東部のジャルジン・イグアテミで、もうひとりはサンパウロ市から127キロ離れたアメリカーナ市での逮捕だった。容疑者らは事件当日の朝、ガソリンスタンドの金を運ぶ主人や警備員の乗る車と間違えて、ガソリンスタンドで給油して職場に向かう途中だった女性教員たちの車に大量の銃弾を浴びせ、車中にいた3人の内2人が即死した。容疑者は3人で、1人はまだ逃亡中だ。
     ◎
 16日はサッカーの全国選手権第4節が行われた。サンパウロは本拠地でのシャペコエンセ戦で1―1の引き分け。今季初勝利はまたしてもお預けとなった。コリンチャンスは本拠地でのブラガンチーノ戦を1―2で落とした。パルメイラスは敵地でのジュヴェントゥーデ戦を3―0で快勝。今大会は過密スケジュールで休む間も無く、週末には第5節が行われる。