在サンパウロ日本国総領事館(桑名良輔総領事)に新たに着任した山内隆弘領事部長(やまうち・たけひろ、59歳、東京)が、挨拶のため1日に来社した。
山内領事部長は、前赴任地のドミニカ共和国から直接赴任。6月14日の夜中にサンパウロに到着し、2週間の隔離期間を終えて日系団体へのあいさつ回りを始めたところだ。
山内領事部長は、メキシコでスペイン語を研修した後、最初にパラグアイ、次にホンジュラス、スペイン、グアテマラを経て、ドミニカ共和国に4年半ほど赴任しており、今までスペイン語圏でODAに関する業務などを務めてきた。
ポルトガル語圏の国は初赴任だが、ブラジルはパラグアイ時代に3回程出張で訪れたという。パラグアイやドミニカなどの日系社会がある赴任地を経て、「ブラジルの日系社会は現地社会に馴染みながらも、日系アイデンティティを持ち続けているとの印象を持っている」と語った。
山内領事部長は「ブラジルは初赴任となりますが、諸団体と協力しながら日系社会社会を盛りあげて行きたいと思っております。よろしくお願いします」とのコメントをのべた。