キム・カタギリ下院議員(DEM)は8日(木)14時に、首都の連邦議会サロン・ヴェルデで記者会見し、ブラジル自由運動(MBL)による反ボルソナロ大統領デモを9月12日(日)に行うと発表した。
MBLのほかノーヴォ、ヴェン・パラ・ルア、リヴレス、サンパウロのPSL代表らも参加している。カタギリ下議は汚職疑惑やパンデミックの死者数をあげ、「大統領が当選以来行ってきた数々の裏切りや妨害行為は容認できない」と述べた。
すでに左派勢力による反ボルソナロデモは実施されてきたが、「右派による反ボルソナロデモ」は今回初。
同氏は会見開催前にも、「これほど大統領弾劾への動きが強まっているのは、このコロナ禍で50万人を死に追いやった犯罪的過失、汚職の確固たる証拠があったことに他ならない」として、「現在の政府はセントロンとの脆い連携のみで維持されおり、政府としてはあらゆる面で悲劇的」と痛烈に批判した。
このデモが党を超えた政治的行為であり「広範な分野で民主主義の力を集約できる」としている一方で、「デモを2022年の選挙に向けた演壇に利用することは断固として拒否する」と厳しい姿勢もみせた。