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《ブラジル》大統領、サンパウロに転院=腸閉塞で緊急手術の可能性

ボルソナロ大統領が腸閉塞でサンパウロに転院と報じる14日付G1サイトの記事の一部(写真上、大統領の搭乗を待つ空軍機、下、軍病院から搬出される大統領)

 ボルソナロ大統領が14日朝、腹部の痛みを訴えて首都の軍病院に検査入院し、一時は「疲れが出ているが経過は良好」とも報じられていた。だがその後、腸閉塞を起こしている事が判明し、サンパウロ市の病院に移送されたと同日付フォーリャ紙、G1サイトなどが報じた。
 腸閉塞との診断は、サンパウロ市から呼ばれたアントニオ・ルイス・マセド医師が下した。マセド氏は、2018年の大統領選のキャンペーン中に暴漢に腹部を刺されて以来、既に4度、ボルソナロ氏の手術を担当してきた。
 同氏は同日、サンパウロ市からブラジリアに向かい、ボルソナロ氏を診察。その結果、腹部の痛みは腸閉塞が起きている故と判断し、サンパウロに移送し、さらなる検査を行った上で緊急手術を行う必要があるか否かを判断する事を決めた。

 ボルソナロ氏は午後4時半頃、救急車で空軍基地に運ばれた後、午後5時27分にサンパウロ市に向けて出立した。同市到着後はマセド氏が勤務するヴィラ・ノヴァ・スター病院に入院し、検査などを受ける見込みだ。
 大統領長男のフラヴィオ上議によると、ボルソナロ氏は3日間、サンパウロ市で観察下に置かれる見込みだが、緊急手術となった場合はサンパウロ市での滞在期間が少し長引く可能性がある。
 ボルソナロ氏は今年4月に、18年の事件のせいで、もう一度手術を受けなければならなくなる可能性があると口にしていた。

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