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《ブラジル》RGS州保安局の建物で火災=消防士2人が行方不明

 14日夜、リオ・グランデ・ド・スル州都ポルト・アレグレの州保安局の建物で火災が起き、消防士2人が行方不明になるなどの被害が発生している。14、15日付現地サイトが報じている。
 火災が起きたのは、ポルト・アレグレ市ヴォルンタリオス・パトリア大通りにある州保安局の建物で、22時頃に発生したと見られている。火の回りは早く、23時13分には建物の一部の倒壊も見られた。
 消火作業にはポルト・アレグレの消防隊だけでなく、カノアス市やサンレオポルド市といった周辺都市の消防隊も動員された。
 この火災に関して、ランドルフォ・ヴィエイラ・ジュニオル副知事は、「建物の従業者は全て無傷で避難させた」との声明を発表している。

 だが、消火作業の段階で消防士2人が行方不明になっていることが判明。15日朝7時過ぎから捜索作業がはじまっている。その2人は、中佐のデロシ・デ・アルメイダ・ダ・コスタ氏と、軍曹のルシオ・ウビラジャラ・ムニョス氏で、どちらも22年と31年のキャリアを持つベテランだ。
 この火災では、3階部分と4階部分が倒壊している。発火現場となったのは、工事中だった4階部分だったと見られている。関係者によると、「さらなる崩壊が起こりうる」危険な状態だという。
 同州保安局は15日朝、市民への対応は全て、通常通り機能しているとSNSで報じた。