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《ブラジル》南極下ろしの猛烈寒波襲来=零下続出、サンパウロ市で凍死者?

零下2・6度を記録したサンタカタリーナ州サンジョアキンの木々が真っ白に(Imagens: Mycchel Legnaghi/São Joaquim Online )

 南極下ろしの寒波到来で、19日はブラジル南部のサンタカタリーナ州などで零下を記録する市が続出。サンパウロ市では凍死と見られる路上生活者の遺体も見つかったと同日付G1サイトなどが報じた。
 サンタカタリーナ州山間部では、りんごの里として知られるサンジョアキン市で午前6時に零下2・6度を記録。ボン・ジャルジン・ダ・セラ市でも午前1時に零下4・1度、ウルペマ市では午前5時に零下1・45度を記録した。
 同州では西部でも気温が零下まで下がり、マラヴィーリャは午前6時に零下2・86度を記録した。同州では少なくとも18市で零下を記録しており、氷が張ったり、霜が降りて、見渡す限り、白っぽく色が変わったりする場所もあった。
 パラナ州も強い寒波に見舞われ、南部のジェネラル・カルネイロ市では零下5・4度、グアラプアヴァ市では零下4・4度など、少なくとも8市で零下を記録。同州でも池の表面が凍ったりする町が出た。また、同州州都のクリチバ市は19日朝、1・5度を記録し、全国で最も寒い州都となった。

事故を防ぐため、凍った路面に塩をまく人々(サンタカタリーナ州、PMRv/Divulgação)

 寒さはサンパウロ州にも及び、カンポス・ド・ジョルドンなどで強い冷え込みを感じた。
 サンパウロ市では6月末に続き、凍死と見られる路上生活者が出た。遺体が発見されたのは同市中心部のドン・ペドロ2世公園周辺で、午前5時頃、通報を受けて駆けつけた救急隊員が死亡を確認した。
 軍警によると、死因は法医学研究所での検死を待たないとわからないというが、この日のサンパウロ市は南部のカペラ・ド・ソコーロやマルシラックでは2度と1度を記録するなど、厳しい冷え込みが起きており、低体温症を起こして死亡した可能性が濃厚だ。
 サンパウロ市では6月30日も、最低気温がここ5年間で最も低い6度となり、7人が凍死している。

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