今週の金曜23日に東京五輪が開幕する。コロナ禍の最中ゆえに国民の78%が反対するという異例の状況だが、不安要素となっているのはワクチン接種率の低さで、18日の時点で1回目の接種を終えた人がやっと国民の3分の1。これではいくらこれまで死者、感染者数が少ないと言っても、諸外国からの大量の入国で感染増加や変異株などを恐れるのも無理はないか。他方、ブラジルでは1回目の接種が全国で45%近く、サンパウロ市では70%に達して、感染者、死者数も下がりはじめているが、2回目の接種率が低く、変異株の恐れもあるのでまだまだ安心はできない。国際的な医療の専門機関が安全のサインを出すまでは気を引き締めたままで行きたいところだ。なお、サンパウロ市は22日に31歳、23日に30歳、24日に30~34歳と2回目の接種のように、接種日程を変更した。
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18日の夕方頃から急に冷え込みが激しくなったサンパウロ市。19日には最低気温が7度まで落ち込み、最高気温も18度までしか上がらなかった。これは南部からの寒気の北上に伴うものだが、今日20日はもっと寒く、最低が4度、最高でも17度までしか上がらず、気象観測所(INMET)によると、観測地点によっては最低が0度を下回るところも出る可能性があるとか。明日21日も、最高気温は20度に達するものの、最低は6度との予想。服を着込んで寒さ対策を。
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週末のサッカーの全国選手権。パルメイラスは18日の敵地でのアトレチコ・ゴイアニエンセを3―0で快勝。首位をキープした。一方、サンパウロは本拠地モルンビでのフォルタレーザ戦を0―1で落とし、15位に甘んじている。今日のリベルタドーレス杯での敵地アルゼンチンでのラシン戦に勝って、なんとか調子を上げたいところだが。