動画サービスのユーチューブが21日、ボルソナロ大統領に関連する15の動画の削除を行った。22日付現地紙が報じている。
ユーチューブはこの削除に関して、「当社の定める規程を守らなかったため」との説明を行った。同社では、コロナウイルスに関して虚偽の情報を流した場合は、削除や制限を行う方針を打ち出している。さらに「その動画が誰によるものであろうと、処分には関係ない」との説明も行った。
だが、削除された内容に関しては言及しなかった。大統領の側近によると、削除の対象となった動画には、クロロキンやイベルメクチンに関する情報が含まれていたと報じられている。
ボルソナロ大統領の動画がユーチューブで削除されたのはこれがはじめてではない。4月にも五つ、5月には12個の動画が削除されている。いずれもクロロキンの効用などについての言及がなされたものだった。
削除されたビデオの内、14件は大統領が毎週木曜の夜に恒例で行っている生放送のもので、残る1件はニゼ・ヤマグチ医師へのインタビューだったという。