東京五輪の開幕に先駆けた22日、リオ市中央部のカンデラリア教会の傍に造られたリオ五輪用の聖火台に火が点ったと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
リオ五輪の聖火台への点火式は東京五輪を顕彰する意味で行われ、リオ市長のエドゥアルド・パエス氏と、在リオ日本国総領事館の橋場健総領事らが出席した。
聖火台はリオ五輪以後ずっと使われていなかったが、リオ市が整備して使用できるようにした。20日には、ガス会社職員やトラック、梯子、クレーンなどを動員したテストも行われた。
点火式は、午後6時半過ぎにリオ五輪で使われたトーチを持ったリオ市長が現れ、橋場総領事に聖火をつなぐという形で始まった。橋場総領事がクレーンの上で待っていたオリンピック村の子供2人にトーチを手渡すと、クレーンが動いて子供達が聖火台の高さまで持ち上げられ、再び点火された。
パエス市長は点火式の中で、新型コロナのパンデミックの中で五輪開催まで漕ぎ着けた日本のオリンピック委員会とその努力を賞賛。16年のリオ大会がリオ市に残したレガシーについても強調した。
22日に点火された火は、8月8日までの東京五輪開催期間中、ずっと点されたままとなる。