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長門市=ブラジルラグビー女子代表と交流=名物料理に「ぶち美味しい」

動画で山口県ブラジル親善協会が登壇し催しを行う様子(長門市観光情報チャンネル「ななび」)より)

動画で山口県ブラジル親善協会が登壇し催しを行う様子(長門市観光情報チャンネル「ななび」)より)

 16日(金)、東京オリンピックに出場する7人制ラグビー女子ブラジル代表選手チームの事前キャンプ地として受け入れをしている山口県長門市が主催で、選手との交流イベントを同市内のスポーツと食の複合施設「SWEET AS(スイート アズ)」で実施した。
 会場には選手側と参加団体側を隔てるガラスを設置して直接の接触がないよう実施された。参加団体は主に同市内に所在する地元小学・高校生や女子ラグビーチームながとブルーエンジェルス、市民団体や、山口県ブラジル親善協会(橋本憲二会長)も参加した。
 同協会は「ホテルで缶詰の選手のために」と山口県内の名所や食を紹介する映像を制作して上映し、「コロナ禍後に是非また山口に」と選手達へ想いをなげかけた。当日の様子を同協会の山中清治事務局長を介してメール取材を行った。


 橋本会長は「ガラス越しでも対面交流が実現して良かった。参加者の熱意が感じられる楽しい交流会だった」と当日の様子を振り返る。ブラジルの山口県人会からも「イベントの様子を見た」と連絡があったという。
 山中事務局長は「我々はあくまで外部団体。主役は長門市の皆さんと選手」と前置きし、「早い段階で国のオリ・パラ委員会のマニュアルに沿った、細やかな感染予防対策マニュアルを作るなど周到な準備をしていた様子でした」と同交流会に参加した感想を述べた。
 イベントではこの他、選手への浴衣プレゼントがあり、俵山小学校児童による手打ち蕎麦に加え、食による地域づくりを行う「チームNGT」とボランティア団体「ながと日本語クラブ」は養鶏が盛んな同市の鶏料理を提供した。選手も「ぶち美味しい」と山口弁を交えて同地の料理に舌鼓を打ったという。
 同地女子ラグビーチームながとブルーエンジェルスは、代表選手らにブラジルやラグビーに関する質問をして交流し、大津緑洋高校は英語で応援歌を歌唱しエールを送った。
 イベントは長門市観光情報チャンネル「ななび」で同日の14時から16時40分頃までユーチューブでライブ配信(https://youtu.be/g9WTccJa2ac)され、現在も視聴が可能。