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東西南北

 27日夜から急激に冷え込んでいるサンパウロ市。今回の寒気は27年ぶりとなる寒さをもたらし、零下を記録する地区も多く出るだろうとの予想が早くから出ている。そうなると気になるのは路上生活者。ただでさえ無防備のため、冬に凍死する人が出るのは珍しくない状況下、この寒さがこたえることは想像に難くない。この冬はすでに10人以上が凍死しているため、サンパウロ市市役所は路上生活者を施設に連れていくためのバス・サービスを再開。路上生活者用の宿泊スペースを設ける地下鉄の駅も出ている。また、市警備隊(GCM)が500枚など、毛布の配布を行う団体の姿も目立ち始め、毛布や炊き出し用の食品の寄付を募っている民間団体もある。こうした活動が、少しでも多くの路上生活者を危機から救うことにつながってほしいところ。
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 8月2日からサンパウロ市の乗り入れ規制「ロジージオ」が通常のものに戻る。これは7月31日で23時から翌朝5時にかけての外出禁止令が解除になり、同時間帯でのロジージオが終了するためだ。これにより、ロジージオは月曜から金曜までのピーク時(7〜10時、17〜20時まで)となる。規制は車のナンバープレートの末尾番号によって決められる。こうしたところにも、コロナワクチンの接種効果が現れているということか。これがずっと続いてほしい。
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 五輪のさなか、国内のサッカーではブラジル杯が進展中。28日に行われた決勝トーナメント初戦では、サンパウロが現在全国選手権で2部降格中のヴァスコ・ダ・ガマに2―0、サントスが全国選手権3部のジュアゼイレンセに4―0で圧勝した。同カードの2戦目は8月4日に行われ、合計スコアで逆転されなければ準々決勝に進出だ。