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ベレン=東京五輪記念してイベント=汎アマゾニア日伯協会活動再開

マスクをして盛大に盆踊り

マスクをして盛大に盆踊り

 東京オリンピックを記念しての日本文化紹介展示会が、パラー州ベレン市内のショッピングセンター・ボウレヴァードで現在開催されている。この催しは、ショッピングセンター側が企画し、汎アマゾニア日伯協会(以下、日伯協会)へ協力の依頼があったもの。コロナ禍で、昨年3月より全ての事業を停止していた日伯協会にとって、今回の日本文化展示会が初の活動再開となった。在ベレン日本国領事事務所協賛。
 ショッピングセンター内1階店舗内に設けられた展示会場のショーウインドーには、鯉のぼりやひな人形、鎧、色あでやかな振袖着物が飾られ買い物客も足を止め見入っていた。また、スペース内では折り紙や切り紙、習字の講習会、日本製品の販売も行われている。

展示された鯉のぼり、ひな人形、鎧など

展示された鯉のぼり、ひな人形、鎧など

 なお、28日夕方より実施された盆踊り大会は、イベントフロアに本格的な櫓が組まれアカラー日伯協会(ベレンから100キロ)より派遣された、浴衣姿の若者達30人程が太鼓と音楽に合わせて花笠音頭や炭坑節などを披露していた。踊りの輪には、見物していた買い物客が次々に飛び入りし、見よう見まねで盆踊りを踊っていた。
 久しぶりにショッピングを訪れたという、マスクに浴衣姿の日系女性は「こんなに人出があるとは思いませんでした。久しぶりに盆踊りを目にしとても懐かしい思いがしました」と楽しそうに語っていた。日本文化紹介展示会のイベントは、オリンピック期間中の8月8日まで開催予定だったが、ショッピング側の希望で10日まで延長された。