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《ブラジル》父の日のプレゼントは?=約半数が「贈らない」

父の日のプレゼント候補1位の紳士服売り場(Rovena Rosa/Agencia Brasil)

 8日の「父の日」にあわせてサンパウロ州商業協会(ACSP)が行ったアンケート調査によると、約半数の消費者が父の日にはプレゼントを贈らない意向である事が明らかになったと2日付現地サイトが報じた。
 全国で1670人を対象に行われた調査によると、48・4%はプレゼントを贈らないと答えたという。プレゼントを贈ると答えたのは32・2%で、19・4%はまだ思案中と答えている。
 プレゼントは贈らないつもりだという人が約半数を占めたのは、父の日は元々、母の日や恋人の日、クリスマスといった機会ほど頻繁にプレゼントを贈らないという傾向がある事や、パンデミックで懐具合が厳しい、行き来が制限されていることなどが原因のよう。
 だが商店側は、ワクチン接種の普及で外出規制が緩和され始めた事で売上増を期待している。

 プレゼントとして考えているものは、服や靴が42・1%を占めた。例年は服や靴が60%以上だった。それ以外のものは、香水35・3%、時計18%、レストランで昼食16・2%、チョコレート4・1%、携帯電話14%、マグカップ14%などとなっている。
 プレゼントを買う際の支払い方法は、高額なものは分割払い、小額のものは一括払いが大半だった。例えば、携帯電話を贈ろうとしている人は74・5%、コンピューターやタブレットを贈る予定の人(8・8%)は83・9%が分割払いを考えていた。旅行をと考えている人(8・5%)も、77・1%が分割払いを予定していた。
 他方、シェービングクリームなら87・3%、チョコは83・6%、マグカップは83・4%が一括払いの予定だった。