東京五輪で現地時間の5日、ボクシングのエーベル・コンセイソンとビア・フェレイラの2人がそれぞれ、準決勝で勝利し、金メダルをかけた戦いに挑むことが決まった。また、スケートボード(スケボー)男子パークでは、ブラジル人選手3人が決勝に進み、ペドロ・バロスが銀メダルを獲得した。だが、男子バレーは準決勝でロシアに敗れ、2大会連覇を逃した。5日付現地紙、サイトが報じている。
ボクシングはまず、男子ミドル級の準決勝で、エーベル・コンセイソンがグレブ・バクシ(ロシア)と対戦。バクシは国際ボクシング協会(AIBA)の2019年のチャンピオンという強敵だったため、エーベルの苦戦は予想された。
だが、序盤からKO狙いで果敢に攻めたバクシをエーベルがうまくコントロールし、カウンターを効果的に決めた。その結果、4―1という大差の判定で、エーベルが勝利した。
一方、女子ライト級のビア・フェレイラはこの日の準決勝でミア・ポッコネンと対戦。現在、世界チャンピオンのビアは相手を全く寄せ付けず、5―0の大差で決勝に進出した。
エーベルは6日未明、ビアは7日未明(ともにブラジリア時間)に決勝戦を戦う。
また、スケボー男子(パーク)では、ブラジル人選手3人が全員決勝に進み、ペドロ・バロスが86・14で銀を獲得。ルイス・フランシスコは僅差で4位、ペドロ・キンタスは8位に入った。
一方、大会2連覇を狙った男子バレーは準決勝の対ロシア戦で、第1セットこそ25―18でとったものの、第2セットを21―25で落とした上、20―13でリードしていた第3セットも調子を狂わせてひっくり返されて24―26で落とした。また、後がなくなった第4セットも23―25でとられて敗戦。連覇への夢を断たれた。
男子バレーは、7日に行われる3位決定戦でアルゼンチンと対戦する。
★2021年8月6日《記者コラム》東京五輪でのブラジル勢活躍にリオ五輪の成果
★2021年8月5日《ブラジル》東京五輪 アナが遠泳で金メダル=女子バレーは準決勝進出
★2021年8月4日《ブラジル》東亰五輪 3日に一挙に金1銅3=サッカーも決勝に進出