ここのところ、サンパウロ市での電車の新駅開設のニュースが途絶えていたが、10日にCPTM9号線の新駅、メンデス/ヴィラ・ナタル駅が開業することになった。この駅は9号線の南側の終点だったグラジャウーのさらに南側にできる。現時点では新しい終点となるが、しばらくは限定された時間での運営となるようだ。来年には次の正式な終点となるヴァルジーニャ駅も開通の予定だ。同線では、グランジャ・ジュリエッタ駅とサントアマーロ駅のあいだに新駅ジョアン・ジアス駅も建設中で、こちらは年内の完成が予想されている。パンデミックの影響で人々の関心が新駅にはなかなか向かないかもしれないが、沿線居住者の生活が便利になるのはうれしい話だ。
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3日、大サンパウロ都市圏カラピクイーバで銃撃戦が行われ、それに巻き込まれた18歳の女性が負傷した。同日23時ごろ、バイクに乗った2人組が6人組の若者に対して携帯電話の強盗を宣言。その光景を見た住人がベランダから犯人に発砲し、それが銃撃戦に発展したもので、流れ弾が通りかかった女性の右の太ももにあたってしまったという。女性のケガは大事には至っていないというが、どの家から発砲が行われたかはわからなかったと警察に話している。
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世間の注目が東京五輪に集まる中、ブラジル国内ではサッカーのブラジル杯の決勝トーナメントが行われている。4日に行われた対ヴァスコ・ダ・ガマ戦に2―1で勝利したサンパウロは、2試合合計の得点を4―1とし、準々決勝に進出した。サンパウロはリベルタドーレス杯に続くベスト8になるが、全国選手権ではなぜ苦戦中なのか、だれもが不思議がっている。