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滋賀県人会=予想を超えて350食販売=「若手の交流を強めたい」

イベントの様子

イベントの様子

 各県人会が毎週のようにイベントを行う中、7月11日に滋賀県人会(山田康夫会長)が持ち帰りイベント「カレー&餃子祭り」を開催し、350食を売り上げて大盛況だった。
 同県人会は昨年9月にも料理販売イベントを行い同量のカレーを販売、本年1月には群馬県人会や福島県人会、東京都友会などと協力し、冷やし中華や唐揚げ弁当なども販売するなど、コロナ禍でも活発にイベントを行う県人会の一つだ。
 山田会長は、今回の開催に伴って当初考えていた心配事を語った。
 「昨年から現在もコロナ禍が続いていますが、経費捻出も含めて毎週どこかの日系団体が販売イベントを行っています。そんな中での開催で、『売れて100食。昨年程は売れないだろうな…』と思っていましたが実際開催してみると予約が殺到しました」と嬉しそうに語る。

山田夫妻(左が山田会長、右が妻のグラシエラさん)

山田夫妻(左が山田会長、右が妻のグラシエラさん)

 コロナ禍ということもあり、当日は若手が中心にボランティアスタッフ約30人程が集まった。山田会長はこのような販売イベントが交流の場になっているという。
 「当初は経費捻出の為の開催が理由でしたが、こういったイベントが若手同士の交流の場になっていることに気づきました。今回も娘が日系・非日系問わず友人ら数人を呼んで手伝ってくれました。コロナ禍の自粛続きでかつてほど交流が少なくなった現在、イベントが良い機会になっていると思います。それも開催する理由の一つだと思っています」と喜びながら述べた。
 さらに「若手が率先してSNSでの広告やデリバリー販売の仕方など色々と実行してくれました。自分だけでは到底思いつきもしなかったので、驚かされることばかり。そういった新しい『気づき』も含めてイベント開催してよかったと毎回考えさせられます。感染対策を徹底した上でこれからも開催して若手や県人会の輪を強めていきたいですね!」と笑いながら答えた。

会館内でカレーの仕込をするボランティアスタッフの方々

会館内でカレーの仕込をするボランティアスタッフの方々