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東西南北

 サンパウロ市地下鉄の4号線と5号線は民営だが、5号線のサントアマーロ駅は現在、CPTM9号線との連結をよりスムーズにする意味も込め、ピニェイロス川に張り出すように、長さ200メートルに及ぶプラットフォームを建設中だ。しかも、このプラットフォームには来年1月に、ピニェイロス川を一望できるようなレストランがオープンするという。民営化ならではの利点を生かしたサービスといったところか。今はまだ拡張工事の途中で混雑しており、レストラン開設と聞いても躊躇する人も多いだろうが、来年の1月なら12歳以上の子供も、ファイザーやアストラゼネカのワクチン接種を完了させていると思われる頃。オープンの頃には、みんなが安心して通える状況になるといいのだが。
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 7月下旬に来襲した20数年振りという記録的な寒さが和らいでいたサンパウロ市だが、今日11日からはまた、寒気が戻ってきている。気象観測所(Inmet)によると、11日は最低気温が13度まで下がり、明日12日は12度になるという。温度だけ聞くと一つ前の寒気の方が寒そうだが、今回は湿度が70%と高く、体感温度は実際より寒く感じるという。くれぐれも風邪をひかないよう、気をつけたいところ。デルタ株の症状は風邪にも似ているのでご注意を。
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 男子サッカーが東京五輪で金メダルを獲得したことで、優勝メンバーの獲得合戦が活発化すると思われていたら、早速動きが起こった。ゲームメーカーとして活躍したクラウジーニョ(ブラガンチーノ)がロシアの強豪ゼニトに移籍することが、正式発表されたのだ。ゼニトは決勝のスペイン戦で勝ち越し点を決めたマウコンの所属チーム。2人で力を合わせ、さらなる飛躍を遂げることを期待したい。