在サンパウロ
総領事館(桑名良輔総領事)の経済班に着任した吉田佳代副領事(東京都、42歳)が、7月28日に挨拶のため来社した。
吉田さんは上智大学の経済学部で学び、バイア州に2003年から08年の約4年半留学し、その後もイタウー銀行東京支店で勤務したなどのブラジル経験を持つ。
「気持ちとしてはカポエラ留学」で来たというバイア留学時代は「日本人連合会に大変助けてもらいました」と懐かしく振り返る。旅行好きの吉田さんは当時、北東伯を中心に旅して回った。
イタウー銀行の東京支店には12年頃まで勤めていた。東京に住んで居た頃にはカポエラを教えるなど、日本にいてもブラジルとの関わりを持つ機会が続いていた。
イタウー銀行以降は日本の銀行に勤めていたため「ポルトガル語を使う機会なくなり、少し不安です」と心配しつつも、久しぶりのブラジルは「素が出せてリラックスできる感じ」と笑顔を見せる。
吉田さんは、「駐在員や日系社会の皆さん、これから2年間よろしくお願いします。ブラジルを楽しみながらがんばりたいです」と明るく意気込みを語った。