ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)が17日、第2四半期の国内総生産(GDP)は前期比で0・3%減だったと発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
FGVの調査コーディネーターのクラウジオ・コンシデラ氏は、「第1四半期のGDPが順調な回復を見せたため、景気回復に対しても楽観的な見方が広がったが、第2四半期のGDPが前期比で0・3%減となった事で、経済活動が安定した回復を見せるには時間がかかる事が明らかになった」と語った。
6月だけを見ると、5月比で1・2%増、昨年同月比では10・1%増を記録した。
なお、昨年同期と比べたGDPは12・1%増という大きな伸びを見せた。これは昨年同期の経済活動がパンデミックで大幅に落ち込んでいたせいでもあるが、投資が35・2%増えた事と家計消費が12・5%増えた事が牽引した。
また、輸出も12・9%伸びたが、輸入の36・7%増には到底及ばなかった。